2022年4月発行の東京書籍『教育情報誌 教室の窓 Vol.66』に寄稿しました
2022年4月発行の東京書籍『教育情報誌 教室の窓 Vol.66』に、「「シビックテック」の発想を取り入れた授業の試み」を寄稿しました。
新年度という時期で、学校宛に各種文書がたくさん届いていると思いますが、こちらも発行部数からして、多くの学校に届いていると思います。
著名な方々が執筆されていること、新年度にふさわしい生徒指導に関する読みごたえある論考もありますので、ぜひ校内で回覧いただければ幸いです。
同社ウェブサイトにもPDFで公開されています。
今回「シビックテック」にこだわって執筆したことには、少し長くなりますが、以下のような経験と思い入れがあったためです。
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コロナ禍初期の2020年3月、エンジニアの身でないにもかかわらず、シビックテック関係のイベントに参加させていただきました。
当時、千葉大附属小で休校対応に猛烈に追われていた時でしたが、このイベントで体験したことが強烈に印象に残っています。
みなさま優しくて大変優秀な方々が集まっており、地域でのアプリ開発や、実装に草の根で取り組まれている事例を拝聴できました。
また行政関係の方々も、地道な活動をされていることも知りました。
そこで「シビックテックの理念を、学校教育にも取り入れていきたい!」…と強く思いました。実践発表の機会でも、少しずつ紹介させていただくようなこともしていきました。
その後、各種メディアでのオードリー・タン氏の発信や、デジタル庁の発足などからも、更に注目されてきている分野だと感じています。
しかし、学校教育の世界にどっぷりつかっていると、今でこそ「デジタル・シティズンシップ」という言葉は、研究関係者の精力的なご発信で聞きなじみがあっても、「シビックテック」という言葉はなかなか耳慣れないのが事実ではないかと実感しています。
今回このような影響力のある情報誌に、そうした理念と日頃の1人1台端末活用の教科等の授業実践とを結び付けて発信できたことには、一つの達成感を味わえています。
…とはいえその結び付けには飛躍もあるでしょうし、もっと理論や実践を深めていく必要があるかもしれません。
またシビックテック関係者の方々からすると、私が誤解のある理解をしてしまっていることもあるかもしれません。
ぜひお読みいただき、忌憚のないご感想等いただければ幸いです。
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