6年国語におけるChatGPTを活用した授業実践

先日、6年生国語の単元「筆者の考えを読み取り、社会と生き方について話し合おう」(光村図書)の最終回の授業でした。

池上彰さん「メディアと人間社会」と、鴻上尚史さん「大切な人と深くつながるために」の説明文に加えて、Eテレ『テキシコー』の番組委員や超教育協会オンラインシンポでご一緒した 石戸 奈々子さんの「プログラミングで未来を創る」を読みました。

おつながりのある方が教科書に出てきて、それを元に授業をするというのも不思議な体験でした…ご縁に感謝です!

さて、石戸さんの文章には「AI」という言葉がたくさん出てきており、子どもたちの話し合いでも「ChatGPT」が話題となりました。(しかし「テレビで見た!」というあたり、マスメディアの影響はまだまだ大きいと実感…)

そこで「Teamsに投稿した自分の感想について、AIはどういう感想を持ってもらえるか聞いてほしい人はいる?」…と聞いてみました。そして、ある子の文章をAIにもわかるように一部修正して、授業終わりにこんなデモをしてみました(掲載許可済)。

回答は当たり障りのない内容で、私自身は正直つまらないと思ったのですが、なぜか子どもたちからは拍手が湧きました。どういう意味の拍手…?

放課後、やはり何か物足りないと思って、その日はバレンタインということもあって、先ほど勇気を持ってこんなことを聞いてみました。こちらに対してはこんな回答が…。

担任がAIに告白してフラれるというエピソードは、子供たちから笑いが取れるでしょうか…。それとも、また謎の拍手が湧くのでしょうか…。

小池翔太(@koike_s)ウェブサイト

小池 翔太(東京学芸大学附属小金井小学校 教諭)ウェブサイト。ICTを活用した教育・企業と連携した教育に関心があります。本サイトには、プロフィール・制作教材・研究業績・教育活動等を掲載しています。